【2025年版】実際に行ってわかった!弘前さくらまつりの楽しみ方&おすすめ撮影スポット

自然

春になると、全国から多くの人が訪れる「弘前さくらまつり」。桜前線が北上する4月中旬〜下旬、青森・弘前公園は“日本一の桜”と称される絶景に包まれます。

青森県出身の筆者は1回だけ行ったことがありますが、今回再び行くことになったので弘前のさくらまつりについて紹介していこうと思います!

これから行く人にとって「知ってよかった」と思える情報を、体験ベースでお届けします。

弘前ならではの桜の魅力

弘前(ひろさき)は青森県の中心部より若干外れた場所にあります。りんごの産地としても有名ですが、弘前公園(弘前城跡)は日本有数の桜の名所といわれています。

園内には、ソメイヨシノを中心に52品種、約2,600本の桜が植えられており、その見事な咲き方には理由があります。

実は弘前の桜は、「りんごの剪定技術」を応用して育てられているんです。

ひとつの花芽から複数の花が咲くように剪定されているため、他ではなかなか見られない“もこもこ”とした花付きが特徴的です。

まさに、リンゴが名産の青森ならではの知恵と技術が詰まった桜なのです。

2018年に行った際に撮った画像を確認してみると、確かにもこもこ集団になっている感じがします!

2025年の開催期間とライトアップ・混雑情報

2025年の弘前さくらまつりは、4月16日(水)〜5月5日(月・祝)まで開催されています。初日の4月16日はまだまた桜はつぼみの状態で、開花が18日を予定しているとのことです。

会場:弘前公園(弘前市下白銀町)
露店の営業時間:9:00〜21:00
ライトアップ:日没〜21:00ごろ
所要時間:一周するのに約2時間
有料区域:本丸・北の郭・天守(有料時間あり)

昼間は比較的家族連れが多く、外国の方も多くいらっしゃる印象です。夕方以降はライトアップを目当てにカップルやカメラマンが増える印象でした。

混雑を避けたいなら、平日の午前中やライトアップ直前(17:00頃)が狙い目です。

アクセスと駐車場事情

弘前公園は弘前駅から徒歩30分ほど、バスでは約15分ほどで到着する距離にあります。歩くと30分近くかかるので、荷物がある方や朝イチ訪問にはバスが便利です。

また、車で来る方は臨時駐車場の利用がおすすめですが、土日祝は朝から満車になることも多いようでした。観光地あるあるだと思いますが、公式なのか公式じゃないのかよく分からない駐車場がたくさんあって、1,000円で1日停められるような駐車場もあったりします。公園の周辺は観光バスなどでかなり混んでいるので、少し遠くに停めて歩いていくのがおすすめです。

弘前市は学園都市として外国人とのつながりが深かっため、現在でも街のいたるところに洋館があるため、歩いてみるのもおすすめです!

写真好きなら見逃せない!おすすめの撮影スポット

桜まつりの楽しみといえば、写真に残したくなる景色の数々。
私が歩いた中で「これは外せない!」と感じた撮影スポットをまとめました。

弘前公園外濠の花筏(はないかだ)

弘前といえばここ。満開時はもちろん、近年では桜吹雪とともに、桜の花びらが水面に埋め尽くす光景、花筏(はないかだ)も見どころのひとつとなっています。

また、津軽富士と呼ばれる「岩木山」を見ることもできるので、非常におすすめのスポットです!

岩木山と桜と花筏
岩木山と桜と花筏

下乗橋(げじょうばし)

下乗橋と弘前城天守と桜
下乗橋と弘前城天守と桜

赤い橋と天守、そして桜が一枚に収まる大定番のスポットです。定番ではありますが、弘前城本丸は現在、石垣の老朽化による修理工事をしているため、この場所に天守はありません。約10年にわたる工事を終え、弘前城天守は2026年秋に元の場所に戻る予定なのでもうすぐまたこの景色が見れます。

下乗橋周辺にも桜が咲いているのはもちろん、緑も多くきれいなコントラストが楽しめます。

※この橋は違う橋です

弘前城天守と岩木山と桜

弘前城天守と桜と岩木山
弘前城天守と桜と岩木山

天気がよければ、遠くに見える岩木山と桜の共演が見られます。この景色は工事中の天守が今ここにあるからこそ見られる景色です。天守、岩木山、桜の共演はもう見ることができない景色なので、非常に貴重な瞬間です!

その他のおすすめスポット

弘前城西濠
弘前城西濠
  • 弘前公園最長寿のソメイヨシノ
  • 日本一太いソメイヨシノ
  • 春陽橋(穴場で静か)
  • 弘前市役所屋上や観光館バルコニー(高所から見下ろす絶景)
  • 西濠ボート乗り場(ボートに乗っての桜もおすすめ)

午前中〜正午は光がやわらかく、混雑も比較的少なめ。夜はライトアップで幻想的な夜桜が楽しめるので、時間をずらして両方楽しむのもおすすめです。

屋台で楽しむお花見

お花見といえば屋台!なんて「花より団子」な人もいると思います。弘前さくらまつりにも多くのお店が立ち並んで、お花見をより楽しいものにしてくれます。

縁日では定番のお団子やいちご飴、津軽伝統の生姜味噌おでんや黒こんにゃくなどもあります。個人的におすすめなのは「カランカランアイス」や「チンチンアイス」と呼ばれるお店です。(上の画像の右側のリアカーみたいなやつ)

お店というか単なるリアカーですが、そこで購入できるアイスが美味しいんです。 シャーベット状の甘いアイスで、青森に住んでいたころはお祭りの日はもちろん、けっこう日常でもチンチン鐘を鳴らしながらその辺にいたり公園にいたのでよく購入してました。

東北などではよく見る光景なので、見かけたら食べてみてほしいです!

2025年実際に行ってみたレポート

2025年は咲くのは遅かったですが、開花してから一気に気温が急上昇したことにより、満開までの期間が短かったので、桜を楽しめる期間は若干短かったように思えます。

4月29日に弘前城に行った時には、外濠のソメイヨシノの多くは葉が目立ってきた印象でしたが、場所や桜の種類によっては、満開の花もあったのでまだまだ楽しめる印象でした!

周辺の環境

当日はGW中とはいっても平日に当たる日でしたが、弘前城周辺はかなり混んでいました。駐車場は40か所くらいあるみたいですが、公園付近では探すのが大変なので、前もってどの辺に行くか決めておいてもいいかと思います。

弘前公園のすぐ前にある弘前市役所と図書館の間にある広場では、お店などが立ち並んでいて、公園に入る前からお祭り気分になれる雰囲気でした。

たこ焼き屋や焼きそば屋などがたくさん並んでいました
青森らしいメニューのお店も少しありました

園内のスポット

まず初めに見えたのは謎の人だかりで、何もない場所にたくさんに人がいたので行ってみました。そこにあったのはSNSなどでも話題の「ハートの桜」でした!

弘前城のハートの桜
ハート型に空が切り取られたような景色!

続いては、有料区間の320円の場所です。

園内はほとんどの場所が無料ですが、本丸は320円の入場料がかかります。その金額を入れて見ることができるのは、弘前城天守と岩木山のこの景色です!

先ほども紹介したこの景色は、本丸の石垣工事中の今しか見られない景色です!

ちなみに天守の中に入ることもできます。

弘前城天守と岩木山

次の景色はザ現代な感じで、「#弘前」モニュメントです。

弘前公園の「#弘前」のモニュメント

いろんな街が「KOBE」とか「AOMORI」とか「YOKOHAMA」とやってしまいがちですが、弘前公園は「#弘前」と粋です。笑
さりげなく後ろに見える岩木山もいい感じです!

最後は西濠横の桜のトンネルです。

右側のお濠はかなり広くなっているため、ボートに乗ってお花見もできます。このあたりが一番桜が密集している場所にはなるので、かなりきれいに見ることができます。

出店などの感想

お花見といえば出店ですが、今回弘前公園で思ったことが、店が密集しすぎて何もない場所が多い、どこに店があるか分かりにくいということです。

公園が広すぎるからですが、お店の場所がかなり限定的に感じました。また、何か所か密集しているポイントも質が違いすぎて回るのが難しかったです。
公式サイトにマップが公開されていますが、細かすぎて見にくいし、看板などで園内に表示してほしかったです。

いい感じのお店の集団に出会えると楽しいですが、微妙なところはなんか雰囲気が冷めててテンションも下がります

まとめ

やはり何度見ても弘前の桜はきれいです。もこもこと重なるように咲く花、舞い散る花びら、城や山との共演。生まれた軒にこんなにこれいな景色があるのは誇らしく思います!

行こうと思っている方には、ぜひ以下のポイントを参考にしてほしいです👇

  • 平日の午前中が狙い目(混雑回避)9時前とかは朝日に照らされていい感じです!
  • 西濠・下乗橋・本丸は必見スポット
  • ライトアップも別世界なので時間差訪問がおすすめ
  • バス利用は楽でコスパ良し!
  • 写真好きは外濠やボートからの撮影もぜひ(風が強い日は怖そうでした)

春の青森に訪れるなら、弘前公園のさくらまつりは絶対に外せません。弘前公園周辺の洋館や最勝院の五重塔などの日本らしい歴史、リンゴパイなどのグルメも楽しめる場所なので、ぜひ訪れてみてください!

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